今回は修士一年として研究を行う舘坂さんに自己紹介をしてもらいました!菌類に興味関心を持っているそうですが、そのルーツとは、、
プロフィール

・舘坂 珠季(たてさか たまき)
・2003年3月3日生まれ
・千葉大学理学部生物学科 卒業
・千葉大学大学院生物学コース 所属
〇中学・高校教員免許(理科)取得
ひとこと
初めまして!舘坂珠季と申します。ヒトに対して病原性を持つ真菌(カビ・キノコの仲間)の研究をしています。
生い立ち
私は茨城県で育ちました。子どものころは早生まれで身体が小さく運動が苦手だったこともあり、室内で本ばかり読んで過ごしていました。あまり活動的な方ではありませんでしたが、近くの筑波山に家族と登ったり、地域の除草作業に参加したりするのは好きでした。高校や大学でフィールドワークに何度か参加しましたが、抵抗がなかったのは幼少期の経験も大きく影響していそうです。外に出て自然と触れることが嫌いなわけではなかったのだと思います。
小学生のときになんとなく読んだきのこ図鑑をきっかけに私は生物の世界に足を踏み入れ、博物館にもよく行くようになりました。美しいもの、おいしいもの、毒があるもの…きのこの多様性に今もなお夢中です。今では興味の範囲を菌類に広げ、研究の対象にしています。
研究の面白さ
想像にしか過ぎなかった仮説を実験という形で確かめることができることが、生物学をはじめとする実験系の学問のいちばんの面白さだと思っています。研究を進めるにあたり、自分の頭の中にしかない仮説について、どんな実験をしてどういう結果が出れば他の人にも納得してもらえるか?ということを考える必要があります。
研究は孤独に取り組むイメージで語られがちですが、実際は真逆です。他者に分かりやすく伝える・納得してもらうことが必要不可欠である点は、孤独どころか、むしろコミュニケーションと似ているなあと思います。
おわりに
子どものころに経験したことがどう生きるかなんて誰にも分からないですよね。もちろん私だって、生物学を専攻することを見据えて筑波山に登ったわけではありません。大きな木に触ってみたいとか、山頂からの景色を見たいとか、いつもと違う服を着た両親を見てみたいとか(笑)そんな動機で登っていました。しかし、結果としてその経験が今の活動に生きています。
やってみる・経験してみることに意味があり、そこにたどり着くまでの動機は何でもいいのだと思います。この活動に興味を持ち参加してくださった方々にとって千葉大NESOが少しでも良い経験になるよう、全力でお手伝いさせていただきます!
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